パラレルカム機構
この機構は2枚の板カムと2列複数個のカムフォロアーの組み合わせで、一種のギヤの要領でカムフォロアーを順次送り運動を得る間欠割出機構です。
この板カムは共役カムの一種で、ローラーギヤカム機構の軸が直交であること対し、原節(入力軸)と従節(出力軸)が平行に配置されているのが特徴です。
停止時は互い違いに取り付けられた2個のカムフォロアーが2枚の板カムを押さえ込む形で拘束します。
この機構においても軸間を調整することで与圧をかけ、バックラッシュをなくすことが出来ます。
■パラレルカムのしくみ
この機構においてもタレットに取り付けられたカムフォロアーは常に拘束状態にあり、カムの回転によって出力軸の動きが決定します。
2枚のカムの役割は「押し側」と「抑え側」とあり、回転方向または出力軸に作用する負荷の方向によって役割が入れ替わりながら動きを伝え、また停止状態を保ちます。
右図は停止区間の中間位置を示していて、停止角の間は従節に回転を伝えることも、逆にカムが回転する力を受けることが出来ない状態になっています。
また、割付角の間には従節を回転させる部分で、例えばカム1が「押し側」にあればカム2が「抑え側」にあるというような役割分担で回転を伝えます。
■インデクサー用のカム
パラレルカム機構での割出と停止は下図のようになります
標準仕様では以下のような割出数で使い分けています。また、特殊仕様で 6, 8 STOPのカムタイプ1仕様も可能です。
カムタイプ2・・・6, 8 STOP
■オシレーター用のカム
オシレーターの場合は、カムの輪郭に沿ってカムフォロアーが移動することで従節(出力軸)が揺動(往復)運動します。
左図は入力一回転で一往復するカムの輪郭です。移動、停止区間でのカムの役割はインデクサーの場合と同じです。
従節(出力軸)が入力軸一回転で二往復する場合のカムの輪郭は下図のようになります。